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アメリカのオステオパシーと薬・・フレクスナーレポート 

アメリカのオステオパシーの歴史について触れてみます。

 

オステオパシーは19世紀に誕生し、20世紀の初めには対症療法(アロパシー)を凌駕する程の勢いを持ってもアメリカで普及しましたが、1910年に政府に提出されたフレクスナーレポートから大きな変革を余儀なくされる事になります。

正確にはアロパシー以外のアメリカの様々な療法が存続の脅威に晒されたのです。

このフレクスナーレポートとは、アメリカ医師会(AMA)がカーネギー財団に北米の医療教育や環境の現実を把握するために委託した調査とされ、このレポートの正式名は「アメリカとカナダの医療教育」という。

作成したのはカーネギー財団のエイブラハム・フレクスナーで、その事からこのレポートを通称・・フレクスナーレポートと言う。

フレクスナーレポートは近代化されたこれかの医療を普及させる必要性を示唆しているレポートで、西洋のアロパシーが進んでいるとされたヨーロッパはドイツの医学を見習えとばかりに、石油を基材とした薬を用いる医療及び医療教育の普及を進める内容と成っている。

ドイツ医学から始まった薬・防腐剤・農薬・食品添加物に石油を用いた行為はアメリカにも引き継がれた訳です・・・ただここには深い闇が潜んでいます。

実はAMAが調査を依頼したカーネギー財団のフレクスナーはロックフェラー家の身内で、石油でアメリカを作ったと言われたロックフェラー家は、ドイツの石油を用いたギルド「資本を追究した職人組織」化した西洋医学システムに習い、1901年からアメリカでも同じシステムを広め石油医療の商売を行うことを計画的に行った。

 石油と金融の巨大な権利を持つロックフェラーは、アロパシーを標準医学または現代医学に裏から押し上げ、他の石油製品の拡大代販売と医学校の設立やどに関り、政治に介入し巨万の資本システムをアメリカに永遠に根付かせ利益を頂き続ける凄まじい計画を実行したのです。

ドイツから普及したアロパシーの石油医療やフレクスナーレポートに対して疑問を持った医師がいる。

日本人医学者の山極勝三郎氏は錠剤の基材に使われる石油の作用に疑問を持ち、ウサギの耳にタールを塗る実験を行い癌が起こったことを実験で発見した、この山極氏の研究が世界で初めての石油の発がん性を見つけた研究となった。

この山極氏の実験はロックフェラーを慌てさせ逆鱗に触れ、石油の発がん性の情報の拡散には圧力がかけられ徹底的に握りつぶされたとされた。・・・この事は後に「医学会最大の汚点」と呼ばれた。

またロックフェラーは石油の発ガン性を隠す為か、当時癌の原因因子と呼ばれたヨハンネス・フィンビケル医師の寄生虫原因説にノーベル章を取らせるよう、ノーベル賞推進委員会の制度を利用しヨハンネスのノーベル賞の授与にこじつけた。

現在でも薬の材料の一部には多く石油が高度なバイオテクノロジーを用いて使われている、昔ほどの有害性は減ってますが・・・・・・・まあ・・やめときましょう。

いずれにしてもこの政治力を有したフレクスナーレポートから、アメリカのオステオパシ―は存続の危機に晒されます、もともとオステオパシーはアロパシーの医師が学校に再入学しオステオパシーを学んだ人が多かった時期もあり、アロパシーとオステオパシーの二重資格者がいた事もありました。

オステオパシーの創始者スティルはオステオパスが薬を使うのをアメリカ・オステオパシー・アソシエーション「AOA」で禁止し、1900年までの学校のカリキュラムに薬理学を除外していましたが、フレクスナーの唱えた近代的先進的医療の普及という石油医療のムーブメントに押され1916年に薬物療法を教える事を正式に認可した。

スティルは直接抗議を行ったが理事たちに認められず、薬理学の教育及び薬の利用がアメリカのオステオパシ―で始まった。

アメリカのアロパシー組織のAMAはロックフェラ―の組織力を背景に、アメリカの全ての代替療法をフレクスナーレポートを用いて攻撃し根絶やしにしょうとした、カイロプラクティックの業界は約30年間裁判に晒されホメオパシーはほぼ絶滅に追いやられ、ナチュロパシーも僅かに残るだけで痛手を負った。

 薬の容認はオステオパシーの存続の選択でもありましたが、伝統的なオステオパシーに影を落としたと言えます。

私もオステオパシーの擁護者で代替療法に精通したアンドリュー・ワイル医師と同じく、現代医学のアロパシーの重要性や意義を高く尊重しますが、ワイル医師が指摘したように不適切または不要な薬の利用は身体に害があったり無益だと捉えています。

  アメリカのオステオパシ―は僅かに伝統的なオステオパシーを大事にするオステオパスがいます「今でも‥」、それでも圧倒的に少ないのが現状ですほぼ薬を用いるアロパシーと変わりません、私が思うに最大の原因はオステオパシーのアロパシー化です、そしてそうなったのは薬の利用です。

 薬を用いた症状に対するマニアル型の処方は、難解なオステオパシ―原理と手技の取得を必要としません、また何といっても爆発的な資本力と政治力とマスメディアの力を有する組織と利害共同体に成る方が、存続が確保されると同時に利益があるからです。

 ・・良い行為が存続のために不正を強要され同意し、共に利益共同体に成る事を通称「ヴァンパイア効果」と言いますが、なんとなくこの事が頭によぎります・・。

  気まぐれブログなので次回に成るかは分かりませんが、この続きか・・もしくは私が思う個人的意見として現代医学の良い所・悪い所も書いて行こうかと考えています。

 注意・・このブログの内容はあくまでも私が歴史を調べた事で分かった事を基にした私の見解です、稚拙な誤りがあるかも知れませんので疑問をお持ちの方は御自身で御調下さい。

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