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オステオパシーと腰痛と肉


今回は、腰痛の原因となる内臓の腎臓機能障害の、要因や誘因となる食材の代表的な肉にフォーカスし、腰痛と腎臓と肉の関係を今回は書いてみます。

オステオパシーと腰痛と食事

フランスのオステオパシーの内臓マニピュレーションの創始者ジャン・ピエール・バラルDOや、アンドリュー・テーラー・スティル・アカデミィのジャン・ランブルー学長からオステオパシーを直接学んだ際に、腰痛の原因に食事の毒の問題がある事を聞きました。他の手技療法ではこの様な食事と腰痛の事は聞いた事がありませんでした。
オステオパシーは筋骨格系の機能障害が原因となり起こった腰痛にも対応します。またそれ以外の内臓系の機能障害から腰痛が起こる事がある事を認識しています。この様な手技療法はオステオパシーしかありません。
最近オステオパシーを真似た様な手技を行う方もいる様ですが、本格的な筋骨格系・内臓系・頭蓋仙骨系をアカデミックに研究したのはオステオパシーです。その中でも特に内臓オステオパシーが発達したフランスを中心としたオステオパシー今の理想的バランスのモデルと言われます。

今回はおそらく何処でも聞く事のない、腰痛と腎臓の機能障害と肉の影響について書いてみます。

内臓の可動性

人間が動いた際、体幹の筋骨格系の動きに合わせて内臓も動く事で内臓を痛めず、筋骨格系のスムーズな動きを提供しています。また、人間が静止した状態でも横隔膜の運動に伴い内臓は常に動いています。
この内臓の動きは内臓の内圧と外圧の要素や、自律神経の活動や、臓器の液循環の正常な範囲のバランスに支えられて動いています。内臓のこの動的動きは内臓の正常な生理機能に調和を与えているとオステオパシーは考えています。

内臓は不良姿勢や外力から起こる腹圧の変化や・心理的ストレスや・不健康な食べ物・薬やワクチン・感染などの、物理的ストレスや神経学的ストレスや生化学的ストレスや免疫学的ストレスが、直接的または間接的に影響し機能低下を起こします。
この機能低下は内臓の可動性の低下を起こすとオステオパシーは考えています。そしてオステオパシーはこの内臓の可動性の低下をオステオパシー触診法で見つけ、手で動かし調整する事で内臓と内臓周囲との機能の正常化に貢献しようとします。

内臓の機能障害で腰痛を引き起こす可能性がある臓器全てをここでは取り上げませんが、よく関わる臓器として腎臓があります。

腎臓機能障害の超音波画像の研究

オステオパシーの腎臓機能障害の科学的研究は1987年にフランスの書籍の「内蔵マニピュレーション2」で紹介された、小規模な研究ながらジャック・マリー・シャレDOがグルノーブルの医師セルジュ・コーヘン博士の協力のもと超音波画像で確認されている。

食事と腰痛
この腎臓の機能障害は容易に腰の神経を刺激し、腰痛の原因を引き起こす事になり得る、腎臓可動性低下の機能障害の要因や誘因の中の一つに、不健康な食事と大きく関わる事があるとオステオパシーの専門家は考えます。

フォイトの肉のタンパク質と脂質の空想

そもそも現代医学の栄養学の祖と言われるドイツのカール・フォン・フォイトの栄養学は、今では妄想の産物だった事が分かっています。彼は肉によるタンパク質や脂質の食事の重要性を喧伝した。
フォイトは1日に必要なタンパク質は48、5gと認識してたにも関わらず、肉のタンパク質は多めに取った方がより良いだろうと加味し、1日に必要なタンパク質量を118gとして勧めた。
またフォイトの弟子の一人のマックス・ルブナーは「肉は進んだ文明のシンボルであり、優良なタンパク質摂取は文明人の権利である」と宣言し、肉食をアメリカ/ヨーロッパなどの欧米の大国に普及し、西洋食の理想的モデルと成りました。

肉のタンパク質の過剰摂取と腎臓

1982年にタンパク質を取りすぎると、タンパク質の消化により尿酸が発生し、その尿酸の解毒に、過剰腎臓濾過が生じて腎臓を弱くす事を腎臓専門医のブレンナーの研究の論文で分かってしまい、この頃からアメリカで推奨されたタンパク質を大量に摂ることが、有害だと分かりフォイト栄養学の頃よりも、タンパク質の推奨量を下げる事に結びつき始めました。タンパク質の過剰摂取が危険な事が分かった訳です。

コリンキ・ャンベル博士のチャイナ・プロジェクト

アメリカの栄養学の巨匠で栄養学のアインシュタインと呼ばれた、コーネル大学のコリン・キャンベル博士は、1973年から中国で世界最大規模の疫学的な食事と健康に関わる調査を行い、1982年にその結果をチャイナ・レポートとして提出された内容では、動物性タンパクを肉から多く取ろうとする場合は身体に害お起こすが、植物性の加工率の少ない食材「豆・全粒粉穀物・ナッツ・根菜類」から、タンパク質をある程度多く取っても問題が無いことが分かった。

アメリカの推奨するタンパク質量

日本の国が推奨するタンパク質量を紹介する前に、日本のスパーで見る事のある肉にアメリカ産の肉がありますが、このアメリカではタンパク質の1日必要量は平均で「男性55g・女性46g」です。
アメリカの国が推奨するこのタンパク質量は「身体が本来安全に受容できる限界の数字」と、アメリカの屈指の自然療法機関のナチュラル・ハイジーンは指摘しています。この量は必要量以上の余力を持たせた数字としても、取りすぎとの意見があります。アメリカ人の多くは肉からタンパク質を摂る事が多い。

日本の国が推奨する1日のタンパク質摂取量「男性65g・女性50g」
そして日本の国が日本人に進める平均タンパク質量は何と「男性65g・女性50g」で、何とアメリカ人の平均より体格の小さな日本人に国はより多くのタンパク質の摂取を呼びかけています。(日本では65歳以上からは男女とも5g程少なめの摂取を推奨しています。)。

この基本的に体格の大きい欧米人以上のタンパク質摂取量は、腎臓が対応できるギリギリの量だと観ている腎臓病の多くの専門医は見ています、実際の必要量より10gほど余力を上乗せした数字とされています。この欧米人以上のタンパク質量を進める事に危険性を感じます。

日本人の多くは肉のタンパク質中毒で危険

現在の日本人の平均タンパク質摂取量は「男性で75g・女性で60g」で高く見積もられた日本の推奨するタンパク質より男女とも平均10g多く、日本人より体格の大きいアメリカの推奨するタンパク質摂取量よりも男女と男性で20g、女性で14gもタンパク質が多い。現在の日本は欧米化し肉からのタンパク質を摂る事が多く、腎臓や肝臓や腸内環境に負担をかける割合を上げています。

肉の摂取率が多くなると

ジョンAマクドゥーガル医師の指摘では。高濃度のタンパク質は腎臓に負荷をかけ生理的機能障害を招き、腎臓組織を破壊します。1983年頃のアメリカの裕福な社会の人の80代は平均的に75%の腎臓の濾過機能が失われていると指摘しています。(アメリカ人のタンパク質は基本的に肉からの摂取です。)
また肉はポテトやご飯と同時に摂ると、消化酵素がぶつかり合い消化に時間がかりタンパク質は腐敗し毒素を作り、腸内細菌を乱し腸管に負担をかけ、未分化な栄養素や毒素よ含んだ消化物を肝臓に運びま分解します、そして老廃物は腎臓から尿として膀胱に送られて、膀胱から尿として排出します。そのせいで肝臓や腎臓に負担がかかります。

それ以外の肉には酸性に傾ける作用と、悪玉菌コレステロールを多く、肉に濃縮する餌の除草剤や、抗生物質や複合添加物の総合的汚染物質を必然的に食べる事が懸念されます。実際問題を報告も上がっています。
特に輸入の家畜の肉や加工肉の汚染物質の問題は深刻です。この問題を紹介すると膨大な情報になりますので、ここでは紹介しませんが、何れにしても肉を日常で多く摂取する事はお勧めしません。

推奨する1日に必要な植物性タンパク質量

日本人の食事摂取基準によると、一般の人が必要とするたんぱく質の量は体重1キロあたり0.8gです。体重が60キロの人は1日当たり48gが目安となります。

当院のオステオパシーの施術と指導

オステオパシーで消化器系や泌尿器系の内臓機能障害が原因の腰痛と観られた場合、内臓オステオパシーと共に食事の改善や工夫が必要です。当院はこの様な方には自然療法の食事指導法を行います。

肉の過剰摂取は、腸内細菌を乱し腸に負担をかけ、腸からの毒素や過剰な肉のタンパク質やLDLコレステロールの負荷は肝臓に負担をかけ、肝臓の負担は全身の血液の質を低下させ、血液の質の低下は腎臓に負担をかけます。
これら内臓の化学的負担は内臓の力学的環境も乱し、オステオパシー機能障害と結びつき、これら相互作用から身体は腰痛を表現し得ます。 この内臓の動的機能の手技による正常化と、食養の知恵は上記の様な機序で起こる腰痛には最適です。

オステオパシーでは、腰痛と関係する腎臓の機能障害一つを取っても、周囲の他の内臓との因果関係や、また腎臓機能障害も数種類のタイプの機能障害かでオステオパシーの手技は異なります、
筋骨格系・内臓系・頭蓋仙骨系の機能障害に全てに対応するのは、オステオパシーしか有りませんから是非腰痛でお困りの方は、オステオパシーの専門家の資格を有し、自然療法機関のライフスタイル・エジュケーターの資格を得た、当院の施術と指導を受ける事も考えてみて下さい。

植物性蛋白の参考

納豆2パック タンパク質量         約15g
玄米 ご飯茶碗1杯     約4、2g×3杯= 約12、6g
ナッツアーモンド カップ1カップ      約20g
ブロッコリー 2カップ           約5g
その他の野菜 根菜の小里芋4つ       約2g

私の自然生活法の情報は、日本オステオパシーメディスン協会の(西洋式自然生活法と自然療法)のセミナーで教えています、興味のある方は協会のホームページをご覧になって下さい、来年も行う予定です。

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